2026年7月18日土曜日

母の日2026


 くすぶり続けていた母の日の贈答品だが、ようやくケリをつけることができた。
 リクエストされたのは「トップスとワイドパンツ」で、「上下で着ても、別々に着ても使えるみたいな」、そして「生地、デザイン、お任せ」というもので、最初にイメージしたのは、共生地で作る、すなわちセットアップの上下だった。これは、それならば上下での色の相性などを考えないで済む、という打算によるものだった(たぶん世の中のセットアップというものは全てこの打算から生まれている)。そしてこれまでの経験則から、「ボトムスの柄物はヤバい(すぐにピエロかチンドン屋のようになってしまう)」ということは分かっていたので、とにかく落ち着いた生地がいいだろうと思い、グレー無地の涼しそうなものをチョイスした。
 それでまずボトムスを作った。作っている途中で気づいた。


 これは手作りする意味が本当にないやつ。複合スーパーとかでいくらでも売ってるやつ。途中(かなり序盤)でそれに気づいてしまってから、そもそも低かったテンションはさらに下がり、製作は停滞した。


 トップスも当然こう。もはや画像を載せる意味がないとさえ言える。
 そもそも上下のワンセットのみとも思っていなかったが、さすがに「母の日のやつ」と言って箱が届いて、その中にこの、トライアルで買ってタグだけ取ったやつみたいのが入ってたら、古希オーバーの母の腰が砕けてしまうと思ったので、慌てて手芸屋に行って、「なんかしら華やかさのある生地」を求めた。なんかしら華やかさのある生地でもう1枚トップスを作り、それでなんとか帳尻を合わせることにしたのだ。


 それがこちらで、なんとなく救われたような気もするが、逆にものすごくババアっぽいのではないかという疑念もあり(世の中のバアさんって冷静に考えたらとんでもない派手な生地の服を着ていたりする)、デザインって難しいなあ、ととてもシンプルな感想を抱いた。
 こうして考えると、水着の生地って許容が広い。なんでもありである。なんで水着の生地はなんでもありなのに、古希の母が着るセットアップの生地はこんなに幅が狭いのだろう。両者の違いはいったいなんだろう。
 しかしまあ、これ以上あぐねても仕方なさそうなので、この3点で送ることにした。
 パターンとしては悪くないと思うので、来年以降も特別なリクエストがない限りは同じものを、生地選びにこそ重点を置く感じで作って送れたらいいかな、と思う。ふう。