あんなに「やる奴の気が知れない」とのたまっていた『トモコレ』を、始めてからは毎日きちんと欠かさずにやっている。パピローってそういう人。
住人の数は現在16人。インターネットで日記を書きはじめた20歳を最年少としているので、2026年6月現在、作れるパピローの数は最大22人ということになる。もういっそぜんぶ出し切っちゃえよ、そのほうがいちいち新たな家の配置とか気にしないで済むだろ、という気もしないでもないが、なんとなく小出しにしている。
新しい住人、すなわち新しい年齢のパピローを作成するとき、その当時の自分の境遇にきちんと思いを馳せ、丁寧に性格診断をする。この頃はいま思えばとても生真面目に生きていたな……、とか、このときはわりとイケイケだったよな……、などと情感に浸りつつ、項目を選ぶ。すると意外なくらい、パピローたちの性格の型は分かれる。性格は大きく4系に分類されるのだが、現在の16人の構成はというと、ナゴミ系4名、ノリ系4名、クール系3名、ドライ系5名と、ほぼ均一の配分になっている。子どもたちからは、「なぜひとりの人間なのにそんなに性格が変わるのか」と不思議がられるのだが、これが人生の蓄積というものだ。ティーンにはとても解らないだろう。
人生の蓄積。
当初のコンセプトとしては、俺ばっかりの世界で俺と俺と俺が仲良くしてハッピー、くらいの軽い気持ちだったのだが、住人を年齢別にしたことで、軽く人生の振り返りのようなことになり、望外の感慨深さのようなものを得てしまっている。最年少のパピロー(20)と最年長のパピロー(41)(42はまだ未作成なのである)が触れ合っている場面などを見ると、この間には20年余りの歳月があるのだなあ、僕はなんとか生き抜いてきたのだなあ、などと思う。『トモコレ』ってそういう感動をするためのゲームだったっけ。
ちなみに現在、島で唯一の恋人関係にあるのは、これもかなりの年少と年長であるパピロー(22)とパピロー(40)で、先日はどちらかがプロポーズをしたいと相談してきたので、それはちょっと待て、と止めた。恋人関係までは覚悟ができていたが、結婚となるとさすがに理解が追いつかないというか、世界観がよく分からなくなってくるので、しばらくは控えてもらうつもりである。こんな世界にいまさら破綻もなにもないだろう、という気がしないでもないけれど。
島の言葉や住人たちの口ぐせを設定するのもおもしろく、歴代のキーワードの選り抜きとしてはこれが最適だろうと、puropediaのcozy ripple名言・流行語大賞のページを印刷した。そして印刷したそれを片手にプレイに臨もうと思ったのだが、ちんこ関係の言葉があまりにも多いため娘の目に触れさせるわけにいかず、仕方なくそこから穏当な言葉を抜き出し、手書きのメモにして、それを傍らに置いてやっている。娘からは「なにそのメモ。なにそのプレイスタイル」と呆れられている。ファルマンからは、「普通はスマホとかで推しの顔を表示させながらMiiの似顔絵を作ったりするのにお前は自分の考えた言葉の手書きメモて」と丁寧にツッコまれた。速水真澄とチャン・ドンゴンとブラックジャックを作っている人になにか言われてもぜんぜん気にしない。
島の言葉をいろいろ入力すると、たとえばこんなことになったりする。
たしかになあ、と思う。たしかに密接に関係している。無自覚な欺瞞からの逃避とかって言う奴に友達がいるはずがない。本当にそうだと思う。
でも前回『トモコレ』について触れた際にも書いたが、この世界だとこうなる。
虚数友達。現実には存在しない理屈の友達。しかしそもそもがタイムパラドックスで同時に存在できるはずがないものが無数に存在している世界なので、そんなこともある。
ちなみに初めて画像を載せた。switchの画像をパソコンに転送するのってどうやるのか、わざわざ検索して作業した。我ながらマメである。ブログの集積が『トモコレ』になり、そして『トモコレ』がまたブログになる。まるで自らの尾を喰らうウロボロスのようだと思う。
パピローたちが着ているTシャツは、話しかけなくてもひと目で年齢が分かるようにするための工夫で、アイテム工房でわざわざ1枚1枚作っている。なんだかゲームの中でも現実とおんなじようなことをやっていることだ。
ちなみに現在の集合写真がこちら。
赤いスカーフと年齢Tシャツがこの島の制服。あと赤いビキニパンツがつい先日ショップに並んだので喜び勇んで大量購入し、いま順々に穿かせていっているところである。本当はビキニパンツを愛好するようになるのは30代半ば以降に限られるのだが、そこは創作的な部分として許容していただきたい(いったい誰に請うているのか)。
それにしても多彩な顔触れである。愛しい。顔のパーツは基本的に一緒で、身長ももちろん一緒。本当は38歳以降くらいからは、それまでのふわふわした体から、それなりにがっしりとした体格になっているはずなのだが、残念ながらそういう項目はない。痩身か肥満かしかないので、そこは操作していない。
今年の9月20日になったら、42歳であるこの僕も大いなる存在であるパピローの手によって掴まれ、こちらの世界に連れてこられるのだろう。いまから愉しみだ。


