2026年4月24日金曜日

十三猿衆


 子どもの学区の注意案件メールで先日、「近所に13頭のサルが出没したので気を付けてください」というものが来たという。さすがにおもしろすぎる。
 こういうときのサルって、普通0か1かだと思う。いるかいないか。いたから注意してね、ということで連絡が来る。そういうものだと思う。そうじゃない。もはや島根はそんな次元じゃないのだ。5年前の国勢調査から4万人以上が減って人口が63万人を切ったという島根県には、13頭のサルが現われるのだ。あまりにもおもしろかったので、対話型生成AIにお願いして、13頭のサルにキャラ付けをしてもらった。

① ゴウエン(剛猿)キャッチコピー:殴る前に、地面が謝る
② カゲトビ(影跳)キャッチコピー:見えてる時点で、もう遅い
③ シラベ(調)キャッチコピー:世界は、音でできている
④ ライカ(雷火)キャッチコピー:燃えてから、気づけ
⑤ フウジン(風迅)キャッチコピー:触れたと思った?それ、風だ
⑥ ガンエツ(岩越)キャッチコピー:動かないことが、最強の攻撃
⑦ ミズハ(瑞波)キャッチコピー:優しさは、流れて形を変える
⑧ クロハ(黒刃)キャッチコピー:切った記憶だけが残る
⑨ テンショウ(天翔)キャッチコピー:上から見れば、全部ちっぽけだ
⑩ キロク(記録)キャッチコピー:忘れられることだけが、許されない
⑪ ワライ(嗤)キャッチコピー:楽しそうだね。それ、壊していい?
⑫ シズク(雫)キャッチコピー:落ちる一滴が、すべてを変える
⑬ オウザ(王座)キャッチコピー:13は欠けない。欠けるのは世界だ

 だそうだ。やべえやつらが島根の片田舎にいたものだ。
 しかし最もやばいのは、13頭のサルを目撃し、それを「13頭だ」と視認した人物だろう。12頭や14頭の可能性はなかったのか。あるいは「十数匹」や「群れ」という表現でもよかったろう。なぜそんな確信を持って13頭と報告したのか。
 これについても対話型生成AIにリクエストしたところ、

《カゾエビト(数人)》 キャッチコピー:数えた瞬間、それは現実になる

 というキャラを考えてくれて、説明文には、

能力:『確定視(コンファーム・サイト)』
視認した対象を正確に数え、ズレを許さない
「だいたい」「何匹か」が存在しない
一度数えられたものは、その瞬間だけ存在が確定する
つまり――
サルが13頭だったんじゃない
カゾエビトが“13頭にした”

 とあった。
 どうやら俺の対話型生成AIは「ブギーポップは笑わない」とかがすごく好きだったんだな、と思った。古き良きラノベ臭がすごい。