2026年2月7日土曜日

美肌と金玉


 太平洋側で乾燥が叫ばれているが、山陰なのでまったく悩まされていない。何年か前に「美肌県」と銘打ったことがあったが、なるほどそれはそうなのだろうと、暮していて納得する。さらには最近、加齢を気にして意識を高めたことにより、日によって複数の洗顔料を使い分けたり、洗顔後にピーリングを施したりするようになったので、2月という、従来ならばなかなか過酷な状況となりそうな時期に、ともすれば思春期以降の自分史上、最も肌の状態がいいとさえ言えるほどだ。不意に自分の頬に指が当たると、そのつややかさに驚く。Instagramのステマみたいなことを言っているが、ステマと大きく違う点は、使用している商品の名前がまったく出てこないことだ。主張したいのは、この商品がいい、ということではない。僕の肌がとてもいいという、ただそれだけである。ステルスでもなんでもない。むしろ特攻だ。
 2月ももう上旬が終わりかけていて、あと2週間もすれば春の気配がだいぶ強くなってくることだろう。これに関しては毎年だいぶのぼせて、前のめりで欲しがる傾向があるので、実はもう日々の中でちょいちょい感じ取っている。日が長くなってきたな、と感じたのは、もう半月ほども前のことである。冬至からわずかひと月でそれを感じ取るのだから、我ながらだいぶ感度が高いと思う。俺は感度が高いし、そのうえ陰毛が薄い。そんなの最高じゃないか。本当にすぐ自分の話をするものだ。
 あと春の訪れと言えば、やっぱり金玉肉袋ということになる。ここ3年ほど、毎年春先に春金玉短歌というものを詠んでいて、今年もそのうちやるつもりだが、それの2023年の歌に、「金玉の意見が割れて仲たがい右は三寒左は四温」というものがある。今だんだんその兆候が出てきていて、右と左で季節の捉え方が違うな、と思うときがある。左の金玉はまだ「冬のなんかね」と言っているし、右の金玉はもう「春のなんかさ」と言っている気がする。ただし肌にしろ、金玉にしろ、それらの状態をどう感じ取るかと言えば、自分の指で触ってであるわけで、だとすればそれは指の腹のコンディション次第なのではないか、という気もする。基本的に右の金玉は右手で触るし、左の金玉は左手で触る。あまりクロスはしない。ちなみにいま試しにやってみたら、右手と左金玉、左手と右金玉、それぞれ新鮮な興奮を覚えている様子だった。セルフフェラならぬ、セルフスワッピング。自己愛が強いと、とうとうそんなことにも興奮を覚えるようになるのか。