年が明けて以降、プールに行かない日々である。
もちろん行きたいと思う瞬間はあるのだけど、下手に会員になったら、寒くて暗くて正直あまり行きたくないのに、ちょっと無理して行くときも出てしまうだろうと考えたら、やっぱりトータルで考えて、にわかに湧くその気持ちは抑えるのが賢明かな、とも思うのだった。
このまま2月に突入すれば、2ヶ月もの間プールに行かないことになるわけで、水泳という趣味から遠ざかる自分に、その代わりのご褒美というか、救済を与えることにした。
体毛を剃らないことにしたのだ。
プールで自作の面積が小さめの水着を穿くのが趣味だということもあり、日々、毛の処理には気を配っていた。顔から下の毛は基本的に剃るというスタンスで、ただし陰毛に関しては、独自のこだわりで剃るべき部分は剃り、残すべき部分は残すということをしていた。もう何年もそれを続けてきたので、一切の手入れをしなかったとき、自分がどれほどの毛量なのか、どの部位がどの程度まで伸びるのかというのが、分からなくなっているのだった。
なのでこの機会に、きちんとそれを確認しようと思う。ただ、脛毛や腋毛はまあ想像がつくとして、結局のところ関心は陰毛に集中している。陰毛、放っとくと僕はどういう感じになる人なんだったっけ。陰毛が野放図に生えている男性器というのは、自分のものではなく他人のものという印象があるので、自分の股間にこれからそれが現出してくるのだと考えると、なんだか不思議な、少し淫猥な気持ちにもなってくる。僕はいったい何を言っているんだろう。陰毛を剃らないことが自分へのご褒美? なにその思考。ゼロから無限を生み出している。めっちゃエコじゃん。サステナブルディベロップメントちんこじゃん。
などと言いつつ、3連休もあり、案外ころっと誘惑に負けてプールに足を踏み入れる可能性も捨てきれない。もっともプールに行く以上は剃毛をしなければならないという道理はない。それは道理ではなく、ただの自戒。自戒なんて我慢すればいいだけのことだ。