2026年2月21日土曜日

ブランドロゴとのやりがいのある日々


 人類がまだあまり悩んでいないことで悩んでいる。
 水着に貼り付ける、NOBITATTLEのロゴマークがあるじゃないですか。


 前にもアップした、これですね。
 これに関し、ロゴのデザインとか、サイズとか、とにかくいろいろ試行錯誤しているのだけど、先日ふと思ったのは、場所はここでいいのか? という問題で、そもそもなんで最初こうしたのかと言えば、特に深い意味はなく、ロゴって大抵このあたりだよね、水着に上前も下前もないけど、こういうのはなんとなく上前(自分にとって左側)だよね、くらいの発想だった。実際ロゴのある水着は、大抵この位置にロゴが置かれている。
 でもNOBITATTLEは違うんじゃないの、NOBITATTLEは、NOBITATTLEならではの、普通とは違うことができるんじゃないの、もとい、するべきなんじゃないの、という思いが頭をもたげてきて、僕はすぐに試作に取り掛かったのだった。
 どういうことか。こういうことである。


 NOBITATTLEと言えばアンサーソング。女の子のおっぱいに対するアンサーソングとしての膨らみの部分。こここそがNOBITATTLEのイデア的な部分なのだから、その象徴であるロゴはここに入るべきなのではないか。そう考えた。
 ちなみにだが、当初の位置のロゴプリントは、水着が完成してから最後に貼り付けており、これだと失敗は絶対に許されなかった(仕事ではないので誰かに怒られるわけではないが、ものすごく落ち込む)のに対し、画像のように、縫い合わせる前のアンサーソングのパーツであれば、たとえ失敗しても被害は少ないので、そういう意味でもとても合理的ではないかと思った。
 というわけで、これを水着に仕立てたのがこちらである。


 作っている途中で気付いた。位置が微妙だと。
 亀頭側と鼠径部側、どちらの縫い代にも掛からぬよう、かつ突き出た部分に最大限に張り出して目立つよう、という狙いでプリントを貼り付けたのに、いざ完成形になってみたら、なんだかズレている感じになってしまった。


 まあそのための試作であるから、この1枚がズレた感じになってしまったのは別にいい。
 問題は、解決策が浮かばない点である。アンサーソングの立体性に寄り添う、先端の張り出しを最大限に活かした位置取りをしたいのに、このマークとロゴというのは、マークの上の横棒と、その下にあるロゴが、ほぼ同じ横幅で、中央部分がくびれた、言わばひょうたん型になっており、ひょうたん型のものを、逆に中央部分が突出した台紙に配置しようとしているのだからどだい無理がある。


 ChatGPTに頼んで、ロゴプリントのない水着と、ロゴだけの画像をそれぞれ生成してもらい(こういうことをさらっとやってくれるから助かる)、それを編集ソフトで、ああでもないこうでもないと配置を試したが、やはりどうしたってうまいこといかない。
 いったいどうすればいいのか。どうすればアンサーソングにNOBITATTLEのロゴはいい具合に嵌まるのかという難題に、人類は初めて立ち向かおうとしている。
 これに対し、人類史上一の賢者と言われる僕の出した結論はこうである。


 なんだ、ずいぶん大仰なことを言っておいて、マークは諦め、ロゴを大きめにして貼っただけかい、まあもちろんこれはこれでかっこいいけど、わりと置きにいった結論だな、と思うかもしれない。
 そうではない。
 どういうことか。
 こうである。


 そうなのだ。アンサーソングは、ふたつあるのだ。そしてロゴは必ず上前になければいけないわけではない。製法上、こちら側のアンサーソングには折り伏せ縫いのダブルステッチが入るので、右端にも左端にも2cmほどの余白がなければならず、どうしてもそこまで大きくは入れられないのだけど、まあまあ、突き出している部分に、マークの突き出している部分が配置できたのではないかと思う。
 これを仕立てると、こうなる(我ながら本当に水着をちゃちゃっと作ることだと思う)。


 こうなって、


 こうなって、


 要するにこうなる。
 おもろい! すごくいい! すごくいい結論に至った!
 やっぱりNOBITATTLE水着の最大の特徴にして特長であるアンサーソング部分、こここそがロゴが入るにふさわしい場所であったのだ。なにしろ普通の水着ならばこんなことは不可能なのだ。立体設計のNOBITATTLEであればこそ、ここには横から見たときに平面、すなわちキャンバスが現出する。そしてそのキャンバスに、ブランドロゴが描かれる。すばらしい帰結である。
 いやー、ロゴシリーズももうけっこう点数を作ってしまっているのだけど、本当に方針がどんどん変わるな。これまで作ってしまったものはどうしよう。アウトレットセールにでもするしかないだろうか。もっとも、そもそも少し不安になってきたのだが、ロゴをアイロンプリントした水着、実はまだぜんぜん試用していないんだよな。いまさらだけど、自分用に作ったものを、プールで実際に使ってみて、塩素であるとか、洗濯であるとか、ある程度の耐久性を確認してから、問題なさそうなら売り物にも少し貼ってみるとか、そうしたほうがいいかもしれないと考えている。
 しかしなにはともあれ、とてもいいゴールにたどり着くことができ、興奮している。ああ愉しい。